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お金学(おかねがく)
2020-10-23
みなさまこんにちは
先月から生活スタイルが少し変わって、変化に対応するため、気心の知れた場所では妙にいらいらしている、いや、ただの更年期かもしれない、川井です
 
 
わたしは、子供のころに、お金学とでもいうべきか、お金について、親から学びを受けたことがありませんでした
 
税金(どうして川に橋がかかるのか)のことも、警察官(公務員さんたち)のお給料のことも、増やすのが難しいことも、使うとすぐになくなってしまうことも、人から借りたお金はなぜか返したくなくなることも、借りるときには死にそうなほど必死だったのにお金を渡した途端それがただの芝居だと分かってしまったことも、だから利息を取る必要があることも、もろもろ、親とお金の話をしたことがありませんでした
 
大人になってから、厚生年金のことを知らなくて、健康保険のことを知らなくて、所得税のことを知らなくて、物の相場を知らなくて、時価のことも株のことも、医療のことも保険のことも、自治体のことも政治のことも知らなくて、枚挙にいとまがないほど恥をかきました
 
わたしは恥をかくたびに、なんで誰も教えてくなかったんだろう、ひょっとしてものすごくむずかしいことなのか、はたまたタブーのごとき、パンドラの箱的な話題なのかなぁ、と、悔しさとともに、いつも不思議に思っていました
 
そんなわたしにも、子供が生まれ、「おかし買いたい、おもちゃがほしい」と言われ、最初のうちは特に気にせずちょこちょこ買い与えていましたが、そのうち自分の過去がシンクロして、ものすごく不安になり、やきもきしていたころ、長男に言われました
 
以下、わたしと長男の2年前のやり取りです
 
「●●くんちは、1週間で〇〇円お小遣いがもらえるんだって」
「そうなんだ~ で、だからなぁに?」
「ぼくも、お小遣いがほしい」
 
 
キタ、ここで言うべきだ☆
 
「このおうちでは、なにかがんばったという結果がないとお金は上げられない、わかるかなぁ」
「ぼくはなにをがんばればいいの?」
「賞状を1枚もらって帰ってきたら、お金をあげる
ただただ、1週間過ぎたからと言って、毎週毎週お金をお渡すようなことはママはできない」
「賞状1枚で、1枚持って帰ってくるたびに、お金がもらえるの?
やっべ!ぼく、ぜったいお金持ちになれるじゃん!!」
 
と言って、長男は、小学校での「〇〇がんばり賞」みたいなものや、書道の「検定認定書」、スイミングでの「昇級認定書」など、学校と習い事で毎月何かしらの賞状を持って帰ってきては、得意げにわたしに賞状授与に至る経緯とともに嬉しそうに話をしてくれるようになりました
 
こんな風に、川井家では、お金学が始まったわけですが、
結果を残さないとお金をもらえない、この大前提を小学生低学年から、長男の思考にしみこませることができて、わたしの役目は一つ終わったと思っています
 
 
 
 
あとは、もっと肝心な、目に見えない、時間学
 
これもそろそろ、本腰入れなきゃな
 
 
その次は、人として一番大切な、信頼学、かな
 
 
は~、人って果てしない…
 
 
 
 
 
あとがき
 
「賞状1枚で、1枚もらえるたびに、お金がもらえるの?
やっべぇ!ぼく、ぜったいお金持ちになれるじゃん☆」
 
と、実はこの後、長男に一言言われました
 
「ねぇ、1年生の最初からの賞状の分はお金くれないの?」
 
 
「………
 それはさ、すでに清算されるから、忘れなさい?」
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